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伝統の火祭り「今尾の左義長」 火伏せや無病息災を願う 岐阜県海津市

海津市平田町で、伝統の火祭り「今尾の左義長」が行われ、燃え盛る竹みこしの周りを駆...
燃え盛るみこしの周りを駆ける若衆=9日午後、秋葉神社、海津市平田町

 海津市平田町で、伝統の火祭り「今尾の左義長」が行われ、燃え盛る竹みこしの周りを駆ける若衆の勇壮さに見物客が見入っていました。

 約400年の歴史があり、県の重要無形民俗文化財に指定される「今尾の左義長」は、火伏せ(火災予防)や無病息災を願う伝統の火祭りで、重さ約1トン、高さ約6メートルの竹で作ったみこしが勢いよく燃え盛ります。

 祭では、各町内からしめ縄や旗を飾った竹みこしが順につり込まれ、火がつけられると一気に火柱が上がり、派手な化粧と色鮮やかな長襦袢姿の若衆が縄を持ってみこしに巻きながら勢いよく駆けまわって今年の恵方の方角に引き倒していました。

 祭はコロナ禍を経て、去年4年ぶりに再開しましたが、少子高齢化による担い手不足も相まってみこしの数は減少。

 そうした中、地元の子どもたちに祭を継承しようと今年から町内2つの小学校の児童による子どもみこしが担ぎ出されました。

※参加した児童 
 「祭は何回も見たことがあったけど近くで見る迫力はすごかった」
 「運んだことはなかったけど運んでみて楽しかった」

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