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特殊詐欺が増加 被害額12億円超 2024年の岐阜県内犯罪情勢

岐阜県警は去年1年間の県内の犯罪情勢についてのまとめを発表しました。刑法犯の認知...
県内で発生した特殊詐欺被害の推移

 岐阜県警は去年1年間の県内の犯罪情勢についてのまとめを発表しました。刑法犯の認知件数、検挙件数ともに増加し、なかでも特殊詐欺の増加が目立ちました。

 去年県内で発生した刑法犯の認知件数は、前の年と比べて54件多い1万1973件、検挙件数は73件多い4802件で、ともに3年連続の増加となりました。

 認知件数の種別では、窃盗犯が7689件で210件減少しましたが、詐欺などの知能犯が1381件で265件増加しました。

 知能犯では、特殊詐欺の増加が顕著で、認知数は100件以上増えて400件に迫り、被害額は約12億円でほぼ倍増しました。

 また、去年から統計を始めたSNS型投資・ロマンス詐欺は約250件に上り、被害額は26億円を超えました。

 県警刑事部では、増加する特殊詐欺などについて「匿名・流動型犯罪グループ」=トクリュウが関与している可能性もあるとみて他の県警、関係機関とも協力して犯人グループの検挙を目指すとともに被害防止の啓発活動を推進するとしています。

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