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国内初のPFAS対策用の浄水施設建設へ 各務原市・新年度予算案に整備費7億6500万円計上
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各務原市は、一般会計が約630億の新年度当初予算案を発表しました。予算案の中には、市内の水源地から検出された有機フッ素化合物(PFAS)の対策として、全国初のPFAS用浄水処理施設の整備費用などを盛り込んでいます。
各務原市が発表した新年度予算案の一般会計は約630億2000万円で、前の年度に比べ1%ほど減っています。
このうち水質改善対策事業では、2026年度中の運用開始を目指すPFAS専用の浄水処理施設の整備費として、2025年度は7億6500万円を計上しています。
各務原市では、水道水を供給している三井水源地から免疫機能などに影響を及ぼすことが指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)が検出されていて、対策が求められています。
各務原市は水質改善の対策として、PFAS対策の先進地とされるアメリカのイオン交換樹脂を用いた圧力タンク式の浄水施設を建設することにしていて、浅野市長らが現地を視察して性能や設備設計に関するノウハウを確認しています。
※浅野健司市長
「令和8年度中には、中期対策の浄化設備を作り上げることによって、中期対策の第一歩が来年度の予算案で進みます。イオン交換樹脂を活用し、安全で安心な水を供給に努めていく」
このほか、新規事業として2025年4月に開校する小中高一貫の特別支援学校「かかみがはら支援学校」に伴う管理費や人件費として、約2億5000万円などが充てられています。
各務原市の新年度当初予算案は、3月6日に開会する市議会定例会に提出されます。