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「円空大賞展」織物アートなど受賞者の作品を展示 岐阜県美術館

独創的な仏像を数多く彫った修行僧 円空にちなんで、優れた芸術家を顕彰する「第12...
円空大賞を受賞したイー・イランさんの織物アート作品=岐阜市宇佐、岐阜県美術館

 独創的な仏像を数多く彫った修行僧 円空にちなんで、優れた芸術家を顕彰する「第12回 円空大賞展」が岐阜県美術館で開かれています。

 円空大賞は、顕著な業績を収めている芸術家を県が顕彰するもので、1999年に制定されました。

 今回 大賞に輝いたのはマレーシア人のアーティスト、イー・イランさんで、会場には先住民と共同制作した織物のアート作品が展示されています。

 イーさんは、東南アジアの先住民のアイデンティティーが現代社会の中でどのように息づいているのかを考え、異なる文化が交わることで新しい価値が生み出されることを実践しています。

 また、大賞に次ぐ円空賞には4人が選ばれました。

 このうち現代アーティストの鴻池朋子さんは、作品の制作手法や鑑賞の仕方に一石を投じる独自のアート作品を手がけていて、注目されています。

 ほかにも 建築家の坂茂さん、美術家の池内晶子さん、陶芸家の吉田喜彦さんの作品がいずれも円空の仏像と合わせて展示され、来場者の目を引いています。

 この展示会は3月9日まで開かれています。

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