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中京学院大学 岐阜県多治見市にキャンパス移転へ 笠原中学校をリノベーションして2027年4月の開学目指す
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中津川市と瑞浪市に2つのキャンパスを置く中京学院大学は21日、多治見市へ一元的にキャンパスを移転することを発表しました。
移転先は現在の多治見市立笠原中学校です。
多治見市では、2026年春に開校予定の小中一貫の義務教育学校が笠原小学校に置かれることから、笠原中学校の校舎活用が課題となっていました。
多治見市役所で21日に行われた基本合意書の締結式には、学校法人中京学院の安達幸成理事長と髙木貴行市長が出席し、合意書を取り交わしました。
安達理事長は「2つのキャンパスを運営することは固定費や管理費にとって大きな課題であった」と移転の理由を語り、「移転によって愛知県の学生も近くなる」と意気込みました。
髙木市長は「大学移転は多治見市のポテンシャルの高さが認められた表れです」と歓迎しました。
※学校法人中京学院 安達幸成 理事長
「これまでお世話になった瑞浪市、中津川市に対する御恩を決して忘れることなく、東濃地域の大学として保育士、看護師といったエッセンシャルワーカー、実業界に有為な人材を育成・輩出し続けていきたいと強く願っております」
※多治見市 髙木貴行 市長
「私はこの東濃で大学を守っていかなければいけないと思っています。そのためにも多治見市だけではなく、ここで育った人材を瑞浪市、中津川市、そして土岐市や恵那市にしっかりと輩出していく、流動していく、こういうことも私自身も考えていきたいと思っています」
今後、両者は最終合意に向けて調整し、笠原中学校を一部リノベーションしたり、新築したりして、2027年4月の開学を目指すということです。
なお、中京学院大学の移転が実現すると、多治見市では初の4年制大学となります。