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〝空飛ぶクルマ〟有人飛行に成功 岐阜県飛騨市の会社が試作機を開発 各務原市で公開性能試験
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〝空飛ぶクルマ〟の実用化を目指す飛騨市の会社が25日、各務原市で試作機の公開性能試験を行い、初の有人飛行に成功しました。
公開試験を行ったのは、飛騨市にあるキーボードキット製造・販売の「白銀技研」です。
通勤や買い物、レジャーなど新しい日常の移動手段をつくろうと2年前から〝空飛ぶクルマ〟の開発を進めてきました。
有人ドローンともいえる今回の試作機「ビードル」号は全長3・1メートル、全幅3・5メートル、全高1・2メートルで、重量は160キロあります。リチウムイオン2次バッテリーを搭載しており、8つのプロペラを回して浮上します。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の屋外イベントテント内での性能試験は、最初に77キロのダミー人形を乗せて行われ、機体は約30秒、地上1メートルから2メートルほど浮き上がりしました。
続いて初の有人飛行にチャレンジ。社長の西洋介さんが乗り込み、人形を乗せた時と同じように約30秒、1メートルから2メートルほど浮上しました。
※西洋介社長 「もう最高の気分です。音とか振動とかどうなるかは乗ってみないと分からなかったのですが、全くふわふわ、揺りかごで、とても気持ちよかったです。次はまたダミー人形に戻りまして、屋外でのダミー人形を乗せた試験飛行を行って、最終的には屋外での有人飛行をしてみたいと思います」
今後も、テスト飛行を続けて、5年後の2030年の実用化を目指すということです。