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赤字が続く「池田温泉」 2年以内に営業形態を決断 揖斐郡池田町
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赤字が続く池田温泉の経営再建に向け、池田町の竹中誉町長は、第三者による市場調査や運営分析を行った上で、基金が尽きる2年以内に存続か閉鎖かを判断する考えを示しました。
これは、池田町の新年度予算の発表の中で明らかにしたものです。
※【竹中誉町長】
「利益体質に持っていけるのか、大鉈(おおなた)を振るわなくてはならないのか、2年ぐらいの猶予かなと今は思っています」
町営の池田温泉は1996年に本館がオープン、2003年には新館が増設され、年間でおよそ64万人の入浴者数がありました。
しかし、その後は利用者が減り、新型コロナウイルスの影響でさらに客足が遠のきました。燃料費の高騰もあり赤字が続いていて、基金を取り崩しながら運営している状況です。
これを受けて竹中町長は去年12月、経営再建に向けて温泉に精通する民間会社に運営分析や市場調査を依頼し、新年度当初予算案にも支援事業として409万円を盛り込んでいます。
竹中誉町長は、池田温泉の営業形態の方向性を基金が底をつく数年以内に決断する必要があるとしています。
※【竹中誉町長】
「3つしか方策はありません。現状のまま存続させるか、新館・本館のどちらかを閉鎖するか、両方とも閉館するかの3つです。現状存続のまま行きたいと思っていますが、どうなるかまだわかりません。あと2年の間に改革を断行できないと、税金投入になるので、断固阻止しなければならない。猶予は2年しかないと考えます」
今月末に、調査会社から、中間報告を受けて竹中町長が今後の在り方を検討する予定です。