ニュース

山火事想定して消防訓練 岐阜市の金華山

空気が乾燥して山火事が多くなる時期を前に、岐阜市消防本部は28日、県防災航空隊な...
ヘリコプターによる放水=28日午前 岐阜市、金華山

 空気が乾燥して山火事が多くなる時期を前に、岐阜市消防本部は28日、県防災航空隊などと合同で山火事が発生したことを想定した消防訓練を行いました。

 岐阜市の金華山で行われた訓練には、岐阜市消防本部や県防災航空隊などから合わせて約170人が参加しました。

 訓練は金華山の中腹で火災が発生したという想定で行われ、消防署員がホースなどを背負って登山道で現場に向かったほか、無線機のGPS機能を使って活動中の位置を確認しました。

 また、上空からは最大で900リットル放水できるバケツを吊り下げた県の防災ヘリコプターと、地上からのホースによる消火活動が金華山の中腹や岐阜城付近で行われました。

 署員らは無線を使って消火活動の手順などを確認していました。

※岐阜中消防署 留田聡司 警防係長
「現在、全国各地で林野火災が多発しています。気象状況の関係で大規模になっています。われわれ消防人として、仲間も昼夜一生懸命活動していますが、まずは被災された方、避難されている方、心配されている方、ご当地の皆さまの安全と一刻も早く日常を取り戻されることを願っています。併せて早期の鎮火を願うばかりです」
「春先は空気が乾燥して風が強いことから火災が起こりやすくなっています。また、ひとたび火災が発生すると大規模に発展する可能性が非常に高いですので、皆さん火の取り扱いには十分注意いただき、火災予防への協力をお願いします」

 岐阜市消防本部によりますと、金華山では2005年に0.7アールを焼く山火事があったということです。

関連記事