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岐阜県に2年ぶりのノロウイルス食中毒警報 手洗いや消毒の徹底を呼びかけ

県内で先月下旬からノロウイルスが原因とみられる食中毒が続発していることから岐阜県...
ノロウイルスの電子顕微鏡画像

 県内で先月下旬からノロウイルスが原因とみられる食中毒が続発していることから岐阜県と岐阜市は6日、ノロウイルス食中毒警報を発表しました。警報の発表はおよそ2年ぶりで、手洗いや消毒の徹底を呼びかけています。

 県生活衛生課によりますと、ノロウイルス食中毒の今年の患者数は5日時点で396人に上り、去年の同じ時期と比べて102人増加しています。また、岐阜市保健所によりますと岐阜市での食中毒の発生件数は2件(3月1日時点)で、いずれもノロウイルスによる食中毒で、患者数は37人となっています。

 特に先月下旬から今月初旬にかけて患者数が急増していて、羽島郡岐南町の仕出し屋の弁当が原因とみられるノロウイルス食中毒で、5日までに319人に症状が確認されたほか、大垣市の高齢者向け住宅でも提供した食事が原因で17人が症状を訴えました。

 また、岐阜市では先月28日に岐阜市長住町の飲食店「とんぼ」で食事をした3グループ16人が下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴えていることが6日までに分かり、患者2人の便からノロウイルスが検出されたことなどからとんぼの食事が原因の食中毒と断定し5日からの営業禁止処分としました。

 県生活衛生課と岐阜市保健所では食事の前や、トイレの後、調理前などの石けんでの手洗いや食品の十分な加熱、調理器具の十分な洗浄消毒などの注意を呼びかけています。

 なお、警報の期間は今月3月12日までで、その後、自動的に注意報へ切り替わり、3月末まで継続されます。

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