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朝日大学ボランティア団体と北方警察署 犯罪の未然防止をテーマに意見交換会 

若い人がSNSなどを介して犯罪に巻き込まれる事案が増えている中、大学生と警察官に...
未然防止をテーマにした意見を交わす警察官と大学生=3月21日、北方警察署

 若い人がSNSなどを介して犯罪に巻き込まれる事案が増えている中、大学生と警察官による犯罪の未然防止をテーマにした意見交換会が21日、北方警察署で開かれました。

 意見交換会に参加したのは北方警察署の西田美乃里署長をはじめ警察官6人と、朝日大学法学部の学生でつくる自主防犯ボランティア団体「めぐる」のメンバー7人で、法学部の大野正博教授も出席しました。

 学生たちは県警から委嘱を受けてSNS上でのネットパトロールを行っていて、毎月100件以上の報告を警察に上げています。

 若い人を犯罪に巻き込む「闇バイト」について、学生は「ホワイト案件や高額収入をうたう怪しいページが見受けられる。正しい情報なのか、見分けるのが難しくなっている」と勧誘手口が巧妙になっていることを報告しました。

 また、大野教授は、親に相談できずにお金欲しさで犯罪に加担するケースを示した上で、「親身に寄り添える環境づくりが必要。誰もが相談できて、集える場所を開設してほしい」と提言しました。

 学生らの意見を聞いた西田署長は「参考になる意見がありました。教育機関と警察の連携を強化し、若い人の目線になって効果的な啓発活動を発信していきたい」と述べました。

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