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「天下三名槍」の魅力を紹介 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」で特別展

名古屋市にある刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」では、『天下三名槍』として知られる3本のやりを紹介する特別展が開かれています。
天下三名槍とは、徳川家康の次男・結城秀康らに伝わった刃長およそ140センチと類のない大きさの「御手杵」、織田信長や豊臣秀吉、福島正則らが所持し、民謡「黒田節」にも歌われる「日本号」、本多忠勝が愛用し、槍先に触れたトンボが真っ二つに切れたという逸話のある「蜻蛉切」の3本です。
特別展では、現代刀匠の最高位「無鑑査」の肩書を持つ上林恒平氏さんが制作した三名槍の〝写し〟を展示しています。
写しとは、基準となる作品や実物をなぞらえ、形状や模様・図柄を模倣して作られた作品のことで、一人の刀匠が制作した三名槍の写しを一堂に展示するのは初めてということです。
また、この展示に合わせ会場では、三名槍にゆかりの人物の武具、刀剣なども展示しています。
名古屋刀剣ワードは国宝や重要文化財、重要美術品を含む貴重なコレクションを誇る博物館で、特別展「令和の名古屋・栄に甦る天下三名槍」は、6月1日まで開かれています。