ニュース
- ニュース一覧
- 5月11日開幕 岐阜市の長良川鵜飼 鵜の検診 杉山鵜匠代表「新たな時代の鵜飼魅せる」
5月11日開幕 岐阜市の長良川鵜飼 鵜の検診 杉山鵜匠代表「新たな時代の鵜飼魅せる」

5月11日に開幕を迎える岐阜市の長良川鵜飼で活躍する鵜の検診が17日、市内の鵜匠宅で行われました。
この検診は、昭和30年代に、感染症によって鵜飼に大きな影響が出たことをきっかけに始められたもので、鵜飼の開幕前と閉幕後に毎年行われています。
検診では、県中央家畜保健衛生所や市畜産課の獣医師3人が6軒ある鵜匠宅を回り、感染症のワクチン接種や採血を行うなどして計125羽の鵜の健康状態をチェックしました。
このうち、杉山雅彦鵜匠代表宅では、24羽の鵜を検診。
杉山鵜匠代表は、嫌がって羽をばたつかせる鵜の首元を優しくなでたり、声をかけたりして落ち着かせながら一羽一羽見守っていました。
※杉山雅彦 鵜匠代表
「鵜が一年を通して一生懸命に魚を追いかける姿をたくさんの人に見てもらうことが大きな目的。鵜匠も鵜と切磋琢磨していきたい。今年は特に万博が開かれ海外の方も多くみえるだろう。そういう方々に日本の文化を紹介したいし、鵜飼の新しい見方を提案するなどして、新たな時代に向けた一歩となる鵜飼を魅せたい」
観覧船のインターネット予約はすでに始まっていて、鵜飼観覧船事務所の窓口では18日から予約を受け付けます。
市によりますと、昨シーズンの観覧船の乗船客数は約8万3000人で、今シーズンは9万人を目指しています。