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企画展「そっくりないきもの」 不思議で楽しい擬態の世界 アクア・トトぎふ・岐阜県各務原市

生き物の外見や行動が、木や石、ほかの生き物にそっくりな「擬態」をテーマにした企画...
擬態をテーマにした企画展を鑑賞する親子=世界淡水魚園水族館、アクア・トトぎふ、各務原市川島笠田町

 生き物の外見や行動が、木や石、ほかの生き物にそっくりな「擬態」をテーマにした企画展が各務原市の水族館で開かれています。

 各務原市川島笠田町の世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で開かれている企画展「そっくりないきもの~似ているのはどうして?~」では、姿形、または音やにおいを使って擬態する18種類の生き物を展示しています。

 このうち、木や石などに紛れる「隠ぺい型擬態」の性質を持つオーストラリアガマグチヨタカ(下)は、羽の模様が木の幹にそっくりで、危険を感じると枝のように体を細めて身を守ります。

 一方、有毒な生き物に似た「標識型擬態」の生き物ではカワハギの仲間のノコギリハギ(下)が展示され、フグ毒を持つシマキンチャクフグのような模様で天敵の目をあざむきます。

 また、見た目以外の擬態として、危険が身に迫るとガラガラヘビの一種の威嚇音に似た鳴き声を出すアナホリフクロウが注目です。

 会場には、擬態について楽しく学べるクイズパネルなどもあり、来場者から関心を集めていました。

※アクア・トトぎふ 企画展担当 竹本淳史さん
「この企画展では、魚、カエル、ヤモリ、そして鳥など様々な生き物を紹介していますが、それらは『擬態』という共通の特徴を持っています。ぜひ、石や葉っぱ、別の生き物にそっくりな『擬態』の世界をお楽しみいただければと思います」

※来場者
「楽しかったです。コノハムシ(下)の標本が面白かった」
 

この企画展は7月13日まで開かれています。

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