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岐阜県関市のご当地映画 補助金2000万円取り消し問題 督促期限の前日も返還されず

岐阜県関市のご当地映画の制作をめぐり同市が制作会社に補助金2000万円の返還を求...

 岐阜県関市のご当地映画の制作をめぐり同市が制作会社に補助金2000万円の返還を求めている問題で、督促状の期限があすに迫る中、入金が確認されていないことが明らかになりました。

 この問題は、関市を舞台にしたご当地映画『名もなき池』の制作にあたって兵庫県の制作会社「IROHA STANDARD」が3月末までに複数の映画館で4週間以上公開するなどの補助金の交付条件を満たしていないとして市が補助金の交付決定を取り消し、全額返還を求めていました。

 一方、制作会社側は4日に会見で、「法的根拠はない」として返還に応じない意向を示しました。

 市は15日に定めた期限までの返還がなかったため、制作会社に督促状を送り、新たな期限をあすの25日としていました。

 24日に行われた定例会見で山下清司市長は次のように述べました。

※関市 山下清司市長
「督促に基づく納付期限がきょうの4月25日。今朝の時点で担当者に確認したが、まだ納めていただいていないという状況。まだ明日まであるので、待ちながら結果を踏まえて弁護士に相談して対応を進めていきたい」

 山下市長は「期限内に返還がなかった場合は、しかるべき場所での争いも辞さない」と述べ、訴訟を検討する姿勢を示しました。

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