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春の褒章 岐阜県内2団体21人が受章 緑綬の手話サークル「活動の歴史が表彰された」

今年の春の褒章の受章者が28日発表され、県内からは2団体、21人が栄誉に輝きまし...
春の褒章で緑綬・褒状を授与される可児市の「手話サークルかにっ子」=可児市福祉センター

 今年の春の褒章の受章者が28日発表され、県内からは2団体、21人が栄誉に輝きました。

 県内関係の褒章は、長年、社会奉仕活動に従事し実績を挙げた人、団体が対象の緑綬に2団体と1人、農業、商業、工業などその道一筋に励んだ人に贈る黄綬に4人、公共の利益に貢献した人に贈られる藍綬に16人が輝きました。

 このうち、社会奉仕活動の功績で緑綬・褒状を授与されるのは、可児市の「手話サークルかにっ子」です。

 「手話サークルかにっ子」は、1978年に市内の手話奉仕員が中心となって発足。聴覚障害者との交流や市民に手話を広げることを目的に活動しています。

 ※手話サークルかにっ子 堀田和美会長
 「歴史があるサークルですので、昔から引き継いできたものが表彰された、歴史を表彰していただいた、活動を表彰していただいたということで、心からありがたい章だと思っております」

 メンバーは現在、会社員や看護師、主婦、学生ら20代から70代の約60人。週3回、市内の施設で、聴覚障害者も交えて会話やゲームなどを通じて手話を学んでいるほか、ボランティアで小学校での手話指導や市のイベントでの手話体験などの活動に励んでいます。

 堀田会長は「皆さんに手話を知ってもらえるように、聴覚障害者の気持ちが少しでも分かってもらえるように努力したい」と受章に気持ちを新たにしました。

 ※堀田会長
 「手話は奥深い言語です。皆さん興味を持ってぜひ始めてほしいと思います。よろしくお願いします」

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