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春の叙勲 県内68人が受章 受賞者が喜びや感謝

春の叙勲の受章者が29日発表され、県内からは旭日章と瑞宝章に計68人が受章しました。
県内関係の受章者は、社会のさまざまな分野で顕著な功績を挙げた人を表彰する旭日章が20人、公共的な業務に長年携わり、功労を積み重ねた人を表彰する瑞宝章が48人です。
このうち、旭日単光章を受章した元笠松町商工会会長の岡田悠子さん(84)は、羽島郡笠松町で飲食店「喫茶夕雨」を創業し、地域の人が集うコミュニティーの形成に尽力しました。
2014年には笠松町商工会の会長に就任し、商店街の活性化に取り組んだほか、地域振興の事業として「笠松まちめぐりアプリ」の製作に関わり、会員のIT活用を後押ししました。
※元笠松町商工会会長 岡田悠子さん
「商工会のメンバーと一緒になって、直面する課題をどのように解決できるか、絶えず話していました」
また、コロナ禍の中、町と連携して、クーポン事業を実施するなど会員の活動や住民生活のサポートにも貢献しました。
※元笠松町商工会会長 岡田悠子さん
「町で買い物する人が少なくなり、コミュニティーが小さくなっていることが気がかり。起業したい人を助けていきたいという思いがあります」
また、地方自治功労で旭日小綬章を受章したのは、元高山市長の國島芳明さん(75)です。
國島さんは、1973年に高山市役所に入庁、企画管理部長や副市長などを経て2010年の市長選挙で初当選しました。
3期12年間の市政運営では、協働のまちづくりを推進するため、市内全域に「まちづくり協議会」を設置、飛騨高山文化芸術祭や飛騨高山ウルトラマラソンなどを開催し、地域文化の振興と活性化に尽力しました。
さらに、ヨーロッパやアジア各国でトップセールスを展開し、2016年に高山祭の屋台行事が
ユネスコの無形文化遺産に登録されるなど大きな成果を上げました。
※元高山市長 國島芳明さん
「市役所の職員の皆さんに一生懸命仕事をしていただいた。(受章は)私の仕事を支えていただいた市民の皆さん、支援していただいたり理解していただいたりした方々のおかげだと思っています。本当にうれしく思っています」