テレビ
美の精華
第4木曜 ごご6時~6時15分
第49回 音楽家 鈴木優人
2021年4月22日(木)ごご6時~6時15分
鍵盤奏者、指揮者、作曲家、プロデューサーなどマルチな活躍で注目を集める若手音楽家・鈴木優人(すずきまさと)。先月、指揮者として招かれた大阪フィルハーモニー交響楽団の岐阜定期演奏会の模様を中心にその活動の様子を紹介しながら、音楽家として自身が大切にしている思いを聞く
出演者
【出演】
鈴木優人(音楽家)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第50回 能楽師 玉井博祜
2021年5月27日(木)
岐阜市の老舗和菓子店「玉井屋本舗」の店主・玉井ひろこは、宝生流シテ方の能楽師として長きに渡って活動してきた。様式美の舞台芸能である能には、舞の所作や感情表現に様々な型がある。その削ぎ落された表現世界は、和菓子作りにも通じるものがあると玉井は言う。二つに共通する日本文化の奥深い魅力と、岐阜への思いを聞く。
出演者
玉井博祜(能楽師)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第51回 作曲家 三輪眞弘
2021年6月24日(木)
作曲家・三輪眞弘はIAMAS(情報科学芸術大学院大学・大垣市)の教授を務めながら、独創的な音楽作品の創作に取り組んでいる。高校時代はロックバンドを組み、社会への怒りを音楽にぶつけた。卒業後は単身ドイツに渡り、電子音楽の先駆者らとの交流を通じて独自の作品世界を切り開き、世界的な評価を得た。去年サラマンカホール(岐阜市)で行われた無観客ライブ配信の作品を中心に、独自の音楽理論で表現の可能性を探究し続ける三輪の創作にかける思いを聞く。
出演者
三輪眞弘(作曲家)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第52回 ピアニスト 小川加恵
2021年7月22日(木)
ピアニスト・小川加恵は、19世紀に作られたフォルテピアノの奏者としてグループを率い、これまでヨーロッパ各地の音楽祭などで公演し、高い評価を得ている。フォルテピアノは低音域から高音域まで多彩な音色をもつのが特徴で、現代のピアノと比べて弦の張り方や、ハンマーの大きさなどの構造に大きな違いがある。楽器の魅力を紹介しながら、小川が目指す音楽世界について聞く。
出演者
小川加恵(ピアニスト)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第53回 レコーディングエンジニア オノセイゲン
2021年8月26日(木)
レコーディングエンジニアのオノセイゲンは、若い頃から実験的な音楽作りに挑んできた。フリーになって初めて関わったのは映画「戦場のメリークリスマス」のサントラだ。その後も、エンジニアとしてまたアーティストとして世界を舞台に活躍してきた。オノが国内にあるコンサートホールの中で、響きの良さを絶賛するのがサラマンカホール(岐阜市)だ。今年6月に同ホールで行われたレコーディングに密着し、オノが目指す音作りへのこだわりを聞く。
出演者
オノセイゲン(レコーディングエンジニア)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第54回 ギタリスト 荘村清志
2021年9月23日(木・祝)
日本を代表するクラシックギターの奏者・荘村清志(岐阜市出身)は、9歳から父親の厳しいレッスンを受けた。16歳で単身スペインに渡り、4年間の音楽留学を経て、東京でリサイタルを開きデビューを果たす。その後荘村は、現代音楽家・武満徹をはじめとする多くのミュージシャンとの交友や、音楽以外の芸術からイマジネーションを得ながら、自らの音楽世界を年々深めていった。今月開かれたリサイタルを紹介しながら、演奏活動50年を超える荘村の歩みを辿る。内容が入ります。
出演者
荘村清志(ギタリスト)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第55回 オペラ歌手 松波千津子
2021年10月28日(木)
岐阜市出身のオペラ歌手(ソプラノ)松波千津子は、幼少期に所属した合唱団でその才能を見いだされた。愛知県立芸術大学大学院を首席で修了し、若手音楽家の登竜門である日本音楽コンクールで第3位入賞(1位なし)を果たした。その後は母校の高校で30年に渡り後進の指導にあたりながら、多くの舞台で好演。現在教授を務めている名古屋芸大でのレッスン風景と、今月岐阜市で行われたオペラコンサートの模様を紹介しながら、松波にとって音楽とは何かを聞く。
出演者
松波千津子(オペラ歌手)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第56回 バイオリン奏者 フェデリコ・アゴスティーニ
2021年11月25日(木)
バイオリン奏者のフェデリコ・アゴスティーニは、幼少期に祖父からバイオリンの手ほどきを受けた。トリエステやベネチアの音楽院で学び16歳でデビュー。数多くのコンクールで入賞を果たし、イタリアの著名な室内楽団イ・ムジチ合奏団ではコンサートマスターを務めた経歴ももつ。先月愛知室内オーケストラと共演したビバルディの「四季」の演奏を紹介しながら、アゴスティーニの音楽世界について聞く。
出演者
フェデリコ・アゴスティーニ(バイオリン奏者)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第57回 岐阜県交響楽団 指揮者 井﨑正浩
2021年12月23日(木)
1953年に発足した岐阜県交響楽団は、様々な職業人で構成されたアマチュアオーケストラだ。現在所属する90余名の楽団員らは、毎週土曜の夜に専用の練習場で練習に励んでいる。先月開かれた定期演奏会では、ハンガリーを拠点に世界で活躍する指揮者・井﨑正浩氏を招きドボルザークの交響曲ほかを演奏し好評を博した。オーケストラと指揮者がどのように関係性を築きながら曲のイメージや解釈を作り上げ本番に臨むのかなどについて、井﨑氏へのインタビューを交えて伝える。
出演者
井﨑正浩(岐阜県交響楽団 指揮者)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第58回 オルガニスト ミシェル・ブヴァール
2022年1月27日(木)
フランスオルガン界の巨匠ミシェル・ブヴァールは30年以上に渡って世界各地で演奏活動を行い、若手音楽家の指導にも力を尽くしてきた。現在はヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の首席オルガニストの一人として名誉ある職務を任されている。去年11月、オルガニストで妻の宇山=ブヴァール康子と共に来日し岐阜で開いたリサイタルの模様を中心に紹介しながら、芸術家としてこれまで大切にしてきたことやサラマンカホールのパイプオルガンの印象などについて聞く。
出演者
ミシェル・ブヴァール(オルガニスト)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第59回 ピアニスト 上原彩子
2022年2月24日(木)
岐阜県各務原市で育ったピアニスト・上原彩子は2002年、チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で女性として、また日本人として史上初の第1位を獲得。以来国内外で演奏活動を続け、現在は3児の母でもある。調律師の夫・齋藤孝史はコンサートに同行し上原の音楽世界を支え続けている。先月羽島市でデビュー20周年を記念したリサイタルが行われ、上原はショパンとラフマニノフ、リストの作品を演奏。作曲家でありピアニストでもあった3人の作品についての思いや、幼少期に指導を受けたモスクワ音楽院の恩師の思い出などを聞く。
出演者
上原彩子(ピアニスト)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第60回 ピアニスト 辻井伸行(前編)
2022年3月24日(木)
幼少期からピアノの才能に恵まれた辻井伸行は、10歳でオーケストラと共演しデビュー。その後、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール(2009年)で日本人として初優勝を果たす。これまで数多くの国々でリサイタルを行ってきた辻井は、世界の名だたる指揮者やオーケストラと共演し圧倒的な成功を収めてきた。
先月サントリーホール(東京)で開かれた「大和証券グループpresents辻井伸行日本ツアー2021/22」の模様を織り交ぜながら、高校時代から繰り返し弾いてきたショパンのソナタ作品への思いや、デビューCDのレコーディングで訪れた岐阜の思い出などについて2回に渡って話を聞く。
出演者
辻井伸行(ピアニスト)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
第61回 ピアニスト 辻井伸行(後編)
2022年4月28日(木)
幼少期からピアノの才能に恵まれた辻井伸行は、10歳でオーケストラと共演しデビュー。ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール(2009年)で日本人として初優勝を果たして以降は、数多くの国々でリサイタルを行い、世界の名だたる指揮者やオーケストラと共演してきた。
今年2月にサントリーホール(東京)で開かれた「大和証券グループpresents辻井伸行日本ツアー2021/22」の模様を織り交ぜながら「コロナ禍は自分の音楽を見つめ直すきっかけになっている」という辻井に、演奏活動への思いを聞く。
出演者
辻井伸行(ピアニスト)
嘉根礼子(サラマンカホール支配人)
番組概要
岐阜ゆかりの作家たちの内なる美を求める制作のエネルギーや、創造の原点を探りながら作家たちが求め続けた美の精華(真髄)と独自の表現に迫る番組。